紅茶の味噌煮込み

オックスフォード留学記

研究関連

海外院生が応募できる国内研究助成リスト

研究にはお金が必要である。実験器具とか設備を揃えなければいけない自然科学系の人たちはもちろん、社会科学にも実験をする人はいるし、フィールドワークをする人もいる。また研究を国内外の学会で発表する際には、その交通費旅費なども必要だ。近年は論文…

「自己防衛」としての質的方法論ー2018年7月時点での暫定的見解のまとめ

はじめに 以前2回に分けてIQMRサマースクールの体験記(①・②)を執筆したが、今回は、オックスフォードで授業を履修する中で感じ、IQMRに参加してある程度まとまった、政治学の質的方法論に対する私見というか、私なりの理解をまとめたいと思う。もっとも、…

IQMRサマースクール 第2週

前回の記事はこちら 先週から参加していた、アメリカ・シラキュース大学で開催されているInstitute for Qualitative and Multimethod Research (IQMR) の2週目が終わったので今週の感想をまとめておきたいと思う。プログラムは2週間なので、今週金曜日で全日…

IQMRサマースクール 第1週

今週月曜日から、Institute for Qualitative and Multimethod Research (IQMR) という政治学方法論のサマースクールに参加している。政治学方法論のサマースクールとしては、ミシガン大学で開催されるICPSRが最も有名で規模も大きいと思われるが、量的方法論…

研究発表にコメントするのは難しい

オックスフォードというところは、とにかく毎日随所で大量のセミナーが開催されており、興味があるものに全部行こうとすると生活が回らなくなる。私は今年は少々セーブしすぎた感があり、それほど多くに行ったわけではないが、それでも学部で開催されるもの…

オックスフォード国際関係論Ph.Dの就職状況

研究者を目指して博士課程に所属している、あるいはこれから大学院を選ぼうと考えている人ならば、その大学院を出た先にどのような未来が待っているのかを考えるのは自然なことだろう。自分のプログラムの出身者が、研究大学に良いポストを得ているのか、ど…

文献ノートの取り方問題:日本語で取るか英語で取るか

論文は先行研究の積み重ねの上に成立するものであって、論文を書くには論文や本を読まねばならない。そして読んだ文献を引用しなければならない。分野や引用形式にもよるだろうが、「~ということが従来言われてきた(Takahashi 2010; Tanaka 2011; Suzuki 2…

本文化と論文文化

研究者として、研究成果を発表して世に問うのは最も中心的な仕事である。自分も良い研究をして、できるだけ多くの読者を獲得したいと思っている。だが、その研究をいかなる媒体で発表するかという点においては、分野やアプローチによって大きな隔たりがある…

政治学におけるポスドク事情:キャリアセミナーまとめ

約1ヶ月ほど前に、学部で“The Academic Career Path: Postdocs”と題したポスドクについてのワークショップがあった。オックスフォードは以前はこういうキャリアセミナーみたいなものもなく、さらにアメリカのトップ校では当たり前のようにウェブサイトで公開…

夢のない時代に生きている(?)

こっちで友人と話す時によく聞かれることの1つに、「Ph.Dを取ったら日本に帰るのか?」というものがある。これを聞かれるたびに、うーん、と答えに窮してしまう。 海外でPh.Dを取ろうと思ったのは、英語で研究を発表して世界に読者を持てるようになるという…