紅茶の味噌煮込み

東京駆け出し教員日記

泣き虫airpods

3ヶ月ほど前に、スマホをiPhoneからAndroidに変えた。特に大きな理由があったわけではないのだが、ずっと古いiPhoneを使ってきて、さすがにカメラやバッテリーの性能に物足りなさを感じるようになっていた。長年小さいiPhoneを愛用してきたのだが(SE→12 min…

ケンブリッジ a.k.a. 第二の実家

先週からイギリスに来ている。 去年ケンブリッジ大学の先生が持っているグラントを使って東京で研究会をやりたいという依頼を受け、ホストしてロジなどを担当したら、そのお返しということでその人のグラントを使ってケンブリッジに来ていいよ、ということに…

どうやら私は腕が短いらしい

ブログを更新しよう、更新しようと思いつつ、なんと3ヶ月も経ってしまった。忙しいというのもさることながら、研究者という職業上、本業でも文章を書きまくっているので、自由時間にまたブログを書こうというインセンティブが働かないという実情もある。 ま…

2025年のお仕事

さて、2025年もどうやら終わりが近いようだ。今年は色々忙しく様々なことがあったので長く感じたが、何とか無事1年を終えることができそうだ。というわけで今年の仕事を簡単に振り返ってみたい。 著書 去年は英語で単著を出したのだが、幸いなことに今年はそ…

あるトップス至上主義者の転向

ある媒体で年2回ほど書評を担当することになって、少し前まで原稿を書いていたのだが、今回対象に選んだ本が、日本のファッション史というか、具体的には男性のTシャツの歴史についての本だった。私の親世代はTシャツの裾はインしていて、それが非常にダサく…

ドーハを覚えているか

今日朝起きたら、仕事のメールアドレスに "Someone who was in Qatar now in the US" というタイトルのメールが来ていた。 何だろうと思って開いてみると、2019年にドーハでフィールドワークをしていた時に出会った韓国人の学生だった。私は博論の研究でドー…

三角コーナーいらず

「三角コーナーいらず」という商品がある。キッチンの流しに置いて生ごみを捨てる小さなゴミ箱、三角コーナーの代わりに、吸盤などで貼り付けて袋を掛けて使うものである。シンクが汚れず、便利だ。 しかし問題がある。確かに「三角コーナーいらず」の導入に…

偶然のシンガポール

今年の夏はどうも出張を入れすぎたきらいがあって、7月にはシドニーで学会、8月はイギリスで資料収集、9月に入ってシンガポールで研究会があった。何だかんだと忙しかったために、進めたいと思っていた研究はあまり進められていない。来年度で科研が切れたり…

長澤まさみが良い趣味になった日

以前私が引っ越した時に、とある会で付き合いのある人達が、「引っ越し祝い」をくれるという申し出をしてくれた。人生で「引っ越し祝い」なるものを頂いたことがなかったので若干戸惑ったのだが、価格帯なども考慮して、何か部屋の象徴になるような大きめの…

ラジオ体操の危機

毎日デスクでしかワークしていない私のような人間にとって、肩こりや首こりは職業病のようなものである。意識して運動をしない限り、普通に生きていると筋肉の緊張を取る動きがそもそも生じない。まことに自然に反する生き方である。 そうした身体への負担を…

四月になれば

気づけば年末からブログを更新していなかった。留学していたときはわりとこまめに更新をしていた記憶があるが、帰国後は頻度が落ち、そして頻度が落ちるとどうしても近況報告的な投稿が多くなってしまう。どうでもいい話を書くことが少なくなったのが少し寂…

2024年の読書

自分が本を書く側に回ったからか、あるいは研究費で本を買えるようになったからか、はたまた帰国してから簡単に本屋に行けるようになったからか、この1-2年ほどは読書熱、特に小説以外のノンフィクション、人文書の読書熱が圧倒的に上がっている。今年からは…

2024年のお仕事

2024年も終わりに近づいている。記事のカテゴリを選んでいて、去年の同趣旨の記事と同様「帰国後の日常」というカテゴリを選択したのだが、自分はまだ帰国後の日常を生きているのだろうか、と少し考えてしまった。日本での教員生活も慣れたのだが、やはりイ…

スムーズな出張

バタバタしたイスタンブール・イギリス出張から1週間空けて、今度は台湾へと出張することになった。自分は何かと予定を詰めたがるタイプで、特に海外出張などは機会があるととりあえずサインアップしてしまうのだが、前週の出張で風邪を引いたので、今回は詰…

バタついた出張

夏の終わり、というか近年の場合いつが夏の終わりだかさっぱりわからなくなっているのだが、8月末に引っ越しをしてから、1ヶ月半ほどはわりあい落ち着いて過ごしていたのだが、10月半ばからまた忙しく出張をしていた。 今回はまずイスタンブールでワークショ…

A駅とB駅のあいだ

帰国してからなんだかんだと忙しくしているうちに更新が2ヶ月も滞ってしまった。7月半ばにイギリスから帰ってきたわけだが、数日後にオーストラリアでシンポジウムがあって、そこから戻ってきてまた1週間ほどで弘前の研究会に出て、7月はそれで終わってしま…

束の間のイギリス生活の終わり

GW明けにイギリスに来てから早くも2ヶ月が過ぎ、日本に帰国してしまった。 この2ヶ月を振り返ってみれば、特に最初の数週間は色々と詰め込みすぎた感もあって、怒涛のように過ぎ去っていった印象がある。来て早々にケンブリッジの研究会に行き、オックスフ…

1年半ぶりのイギリス

GW明けからオックスフォードに滞在している。勤務先とオックスフォードが入っている大学連合が若手向けフェローシップを設けていて、それを利用して2ヶ月ほどこちらにいることになった。 私が博士を取ったのが2021年の3月で、イギリスを去ったのが2022年の9…

短歌の近況

留学中に短歌を趣味として始めてから、早5年近くが経った。感覚的には2-3年くらいのつもりだったので、改めて計算して驚いた。4年前にこんな記事を書いている。 5年やっているとはいえ、私が短歌に向ける熱量には波があり、コロナで実家にこもりきりで博論を…

柑橘あれこれ

突然だが、私はフルーツが大好きだ。嫌いな野菜はタマネギだが、嫌いなフルーツはなく、強いていえばイチジクは大して好きではないが、あれもジャムにしたりするとまあ食ってやってもよいかなという気になる。 「男の一人暮らし」とフルーツ 大学生のときな…

輪ゴムメーカーが心配で朝も起きれない

5年間住んだイギリスから帰ってきたとき、トランクルームに保管していた留学前の荷物を新居に移して、久しぶりの対面をした。あれ、こんなのあったっけと思うような物や、逆に何でこれイギリスに持っていかなかったんだろうと後悔するような便利グッズを発見…

2023年のお仕事

2023年もあとわずかとなった。今年は大学教員として完走した最初の年ということもあり、1年の間に行った仕事についてまとめたいと思い立った。年中何か思い立っていれば毎日が吉日なので、チョロいもんである。これがライフハックというやつに違いない。 学…

海外出版局の編集者と会う

現在の勤務先に着任してから1年余りが経ち、この大学が持っているリソースが世界とも戦えるなと思う部分と、これが自称世界レベルとは・・・と思ってしまう部分の両方が垣間見える出来事がそれなりにあったが、個人的に前者の代表格ともいえるのが、社会科学…

不甲斐ないプリンタ

海外で引越しの多い生活をしていたせいで、できるだけモノを増やさない生活を心がける癖がついた。Marie Kondoよろしく、私もspark joyしないものは所有しないようになり、論文などというものは概して人間のjoyをsparkすることはないので、紙媒体ではなく電…

ロンドンの隣人たち

イギリスでの生活を終え、東京に戻ってきてから今月でちょうど1年になる。東京での生活は便利だし、イギリスのように電力会社が突然意味不明な請求書を送ってきたり、電車が突然運休になったり、出先にトイレがなくて危機に陥ったりすることがないので、生活…

冷やし中華と野球

阪神タイガースがペナントレースをリードしている。2年前もシーズン途中まで首位を走っていたのだが、後半ヤクルトに追い越されて優勝を逃した。そもそも阪神はこの18年間、優勝していない。最後に優勝したのは、なんと私が小学校を卒業した年である。 だか…

グレープフルーツはグレープではないのか

「生産的」な休日? 「休みの日は何してるんですか?」というのはよく知らない人との当たり障りのない会話において最頻出の質問の1つであるが、こうした質問は往々にして最も答えにくい質問でもある。私はこれを聞かれた際には、短歌がどうとかスカッシュが…

学会づくしの3月

「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」とよく言うが、と言おうと思っていたのだが、最近Twitterで、これは主に西日本で言われていることで、東日本では聞いたことがない人も多いという投稿があって、びっくりした。東日本では1-3月が過ぎる速度は遅いの…

気まぐれなまぶた

今日は少し寒かったが、ここ数日春のような陽気が続いていた。外を歩いていてもふとした瞬間に春の匂いが漂ってくるような気がして、つい深呼吸してしまう。先週末は湯島天神の「梅まつり」に行ってきたが、桜ほど派手ではなく、淡い梅の花が裸の枝に小さく…

捨てる神(×7)あれば拾う神あり:論文出版こぼれ話③(CP)

「1月は行く」などとその過ぎる早さを指して言われるが、2023年の1月は私にとってはかなり長かった。正月早々、実家から帰京しようと思った矢先に母親のコロナ感染が発覚して滞在を延長し、ようやく東京に戻ってきたと思ったら今度は手足口病のような発疹が…